2026.07.10
幼稚園・保育園との意見交換は、現場に本当に必要な支援を考えるために欠かせないと思っています
船橋市議会議員の鈴木和美です。 これまで取り組んできたことをテーマごとに少しずつ振り返っています。
今回は、幼稚園・保育園との意見交換についてです。
私はこれまで、議会で子育て支援や保育政策について取り上げるだけでなく、実際に幼稚園や保育園の皆さまと直接お話しする機会を大切にしてきました。 それは、制度を考えるうえで、現場の声に勝るものはないと感じているからです。
保育や幼児教育をめぐる状況は、ここ数年で大きく変化しています。 待機児童対策だけでなく、少子化、保育の質、働き方の変化、人材確保、預かり保育、子どもの多様な育ちへの対応など、現場が向き合う課題は年々複雑になっています。
たとえば幼稚園では、共働き世帯の増加に伴って従来の仕組みだけでは対応しづらい部分が増えています。 一方で、教育的な役割を大切にしながら、多様な選択肢を守っていくことも必要です。 保育園では、日々の保育だけでなく、人材確保や事務負担、発達支援児への対応など、多くの課題があります。
こうしたことは、資料を読んでいるだけではなかなか実感できません。 現場の先生方や園長先生のお話を伺うと、制度の隙間や、数字には表れにくいご苦労、そして工夫の積み重ねがよく見えてきます。 また、訪問の際には、保護者の皆さまがどのようなことを必要とされているか、どのような点に不安や困りごとを感じているかについても、できる限り丁寧に聞き取ることを大切にしています。現場の先生方の声と、保護者の皆さまのニーズの両方を把握してこそ、実態に即した政策を考えることができると思っているからです。
たとえば、保育士の確保と一言で言っても、単に人数の問題だけではありません。 働き続けられる環境なのか、書類や事務の負担が重すぎないか、子どもたちと向き合う時間がしっかり確保されているか。 そうしたことが積み重なって、保育の質にもつながっていきます。
また、幼稚園と保育園では、それぞれ担っている役割や制度の仕組みが異なります。 けれども、どちらも子どもの育ちを支えていることに変わりはありません。 私は、制度の違いで切り分けて考えるだけでなく、子どもや保護者の立場から見て、必要な支えが届いているかを大切にしたいと思っています。
現場を見ていると、先生方は日々本当に細やかな配慮を重ねてくださっています。 子どもの小さな変化を見逃さず、保護者の不安にも向き合い、行事や日々の保育の準備を進める。 そうした積み重ねがあってこそ、子どもたちの笑顔や安心した毎日があります。
だからこそ私は、保育や幼児教育の政策を考える時に、「現場にこれ以上何をお願いできるか」ではなく、「現場が本来の役割を果たしやすくするために何が必要か」を考えるべきだと思っています。
子育て支援や保育政策は、行政が一方的に形を決めるものではなく、現場と対話しながら組み立てていくべきものです。 制度としては整っていても、現場で使いづらかったり、負担が増えたりしてしまっては、本来の目的が十分に果たせません。
そのためにも、幼稚園・保育園との意見交換は、とても大切です。 困っていること、工夫していること、制度への要望、今後不安に感じていること。 そうした声を直接伺うことで、政策の見え方は大きく変わります。 大切なのは、伺った声をそのまま受け取るだけでなく、保護者の皆さまが何を本当に必要としているかを的確に把握し、船橋市の現状や制度の仕組みに照らしながら、具体的かつ実効性のある解決策を考え、政策提案につなげていくことだと思いますが、現実的には現行の制度の運用上の問題で、割と迅速に解決できる課題があることも事実で、そのようなサポートは私のライフワークでもあります。
私はこれからも、幼稚園・保育園との意見交換を大切にしながら、本当に必要な支援につなげていきたいと考えています。 子どもたちの育ちを支える現場が、少しでも力を発揮しやすくなるように、丁寧に取り組んでまいります。
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