2026.10.05
船橋市内の小学校のプールが老朽化し、プールの使えない学校が増えています。
令和3年度には、すでに6校の小学校で自校のプールが使えなくなり、令和5年度には小学校9校、中学校4校、合わせて13校にまで増えていました。学校ごとにプールを持ち続けることが、本当にこれからも最適な方法なのか。私は、この問題を単に「古くなったプールをどうするか」ではなく、限られた財源をどのように使い、公共施設をどう組み替えていくかという問題として考えてきました。
そこで令和6年6月の一般質問では、他市の事例も調べながら、学校プールの今後について市に問い、次のような選択肢を比較するよう求めました。
自校のプールを改修して使い続ける
民間施設を利用する
複数の学校で施設を共同利用する
複数校が利用する拠点プールを整備する
屋内・屋外、それぞれのメリットや長期的な費用を比較する
市からは、令和5年度から将来の水泳授業のあり方を検討し、自校プール、共同利用、民間委託、拠点プールなどについて、メリット・デメリットや課題を整理していくとの答弁がありました。
私はこの問題を、継続的に市と情報共有をさせていただき、学校ごとにプールを持ち続けることだけを前提にしない、新しい方法を求めてきました。
少し話は脱線しますが、水泳は、単に泳ぎ方を身につけるためだけの授業ではありません。水に慣れ、水中で自分の身体をどう扱うかを学び、水の危険から身を守ることにもつながります。だからこそ、小学校のプール施設の老朽化によって学校ごとに授業環境に差が生じることは、そのままにしてよい問題ではありません。
その後も令和7年2月、9月と学校プールについて議会で継続して取り上げてきました。
ふなばし市議会だより №263 [ 令和 6年第2回定例会−06月07日-06号 ] 13ページをご参照ください。
令和7年には、市から「全天候型温水プールを整備する方針」が示され、現在は薬円台小学校の建て替えに合わせて、近隣の小学校12校程度が共同利用する「拠点となる屋内温水プール」の整備が具体的に進んでいます。
令和8年度は基本設計・実施設計が行われ、令和13年4月の供用開始が決定しております。
一方、拠点プールが完成するまでにも、老朽化によって自校プールが使えない学校は出てきます。そのため、民間のスイミングスクールなどを活用して水泳授業を継続する取り組みも進められています。
民間施設の活用には、天候に左右されにくいことや、専門的な指導を受けられることなどの利点があります。
一方で、学校から施設までの移動を含めた安全確保など、解決すべき課題もあります。
だからこそ私は、「どこにプールを置くか」だけではなく、「限られた財源で、どうすれば子どもたちの水泳を将来にわたって保障できるのか」という視点で、この問題を考えています。施設の形は変わっても、子どもたちが水を学び、水の中で自分の命を守る力を身につける機会は、これからも守っていかなければなりません。
学校ごとの屋外プールから、民間施設の活用、そして複数の学校が共同で利用する屋内温水の拠点プールへ。
これまで当たり前だった「一つの学校に一つのプール」という考え方を見直し、船橋に合った新しい学校プールのかたちをつくっていきます。
小学校のプール問題について一石を投じ結果を導き出せたことは、船橋市議会議員として誇りに思いますが、しかしこれは単に個別の問題ではなく、限られた財源をどのように使い、公共施設をどう組み替えていくかという問題の一部にすぎません。
市民の皆様がより良い暮らしができるような新たな試みを引き続き模索し提案していきたいと思います。
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