2026.04.29
船橋市議会議員の鈴木和美です。
これまで取り組んできたことを、テーマごとに少しずつ振り返っています。
今回は、ベビーカー等が通りやすい道路整備についてです。
私はマニフェストでも、ベビーカーや車椅子、障がいのある方などが安全に通行しやすい道路環境の整備を掲げてきました。
道路の問題は、船橋市全体でも市民要望の非常に多いテーマの一つです。
もちろん、新しい道路をつくることや、大きく拡幅することは簡単ではありません。
土地の問題や費用の問題もあり、実現までには長い時間がかかります。
しかし一方で、既存の道路の質を高めていくことは、比較的取り組みやすい部分もあります。日常の中で感じる小さな不便を見直していくことが、暮らしやすいまちづくりにつながると私は考えています。
まず、子育て世帯にとっての道路環境についてです。
子育て中の方からお話を伺うと、道路に関するさまざまな声をいただきます。
たとえば、
・歩道の段差
・ベビーカーが通りにくい幅
・狭い道でのすれ違いのしにくさ
・雨の日に滑りやすい場所
・雑草や植栽が張り出して通りにくい箇所
特に、雑草や植栽が張り出して通りにくい箇所については、幼児の身長やベビーカーの赤ちゃんだと濡れた草がちょうど顔にあたる、というご意見を多数お聞きしておりました。
元気な大人が一人で歩くときには気にならない段差でも、ベビーカーを押しながら、荷物を持ちながら、さらに小さなお子さんの手を引きながら歩くとなると、道路の見え方はまったく違ってきます。
「ほんの少しの段差でも大変」
「狭い道ではすれ違うだけで気を遣う」
「雨の日は特に危ない」。
こうした声は、実際に子育てをしている方だからこそ感じる切実なものです。
だからこそ私は、子育て世帯の視点から道路を見ることをとても大切にしたいと思っています。
一方で、道路の使いやすさは子育て世代だけの問題ではありません。
足腰が弱ってきた高齢の方、杖を使う方、車椅子を利用する方、けがをしている方など、さまざまな方にとって、道路環境は日常生活の大きな基盤です。
わずかな段差がつまずきの原因になることもあります。
道幅が狭いことで通行が難しくなることもあります。
舗装の状態や水たまりの有無も、移動のしやすさに大きく関わってきます。
こうした状況を考えると、ベビーカーが通りやすい道路というのは、結果として高齢者にもやさしく、車椅子を使う方にもやさしい道路になります。つまり、一部の人のための整備ではなく、誰にとっても使いやすい道路につながっていくのです。私は、こうした「使う人によって道路の見え方が違う」という視点をとても大切にしています。
道路は毎日使うものです。
だからこそ、そこで感じる小さな不便が積み重なると、生活の中で大きな負担になってしまいます。そのため道路行政を考える際には、「大きな道路整備をするかどうか」だけではなく、
・今ある道路をどう改善するか
・日常的な点検をどう行うか
・市民の声をどう拾い上げるか
・小さな改善をどう積み重ねていくか
そういった視点も非常に重要だと考えています。
派手な事業ではないかもしれませんが、こうした身近な移動環境を一つずつ改善していくことは、暮らしやすい船橋をつくるうえで欠かせない取り組みです。道路のやさしさは、そのまままちのやさしさでもあります。
これからも現場の声を丁寧に聞きながら、ハード面とソフト面の両方から道路環境の改善に取り組んでまいります。
子育て世代にとっても、高齢者にとっても、障がいのある方にとっても、安心して歩ける船橋を目指して、これからも一つ一つ着実に進めていきたいと思います。
関連記事