地域の最小単位とも言える町会・自治会の活動があります。
地縁団体とも言われています。
例えば、災害時などには、市のできる範囲が限られますので、それを補完して機能するものが町会・自治会の単位です。
平常時には、隣近所の付き合いは煩わしい、趣味やスポーツを通じての友人関係の方が大事という方もいらっしゃいます。
また、子どもを通じた関係はむしろ町会・自治会の枠を超えているケースもあります。古い慣習や慣例ばかりを強要されて付き合いづらい、などという声も聞こえます。
これらの声を全て丸くおさめることは不可能です。
しかし、前述したように大災害時などに必要な情報や、物資の支援などは、町会・自治会の力を借りなければいけない場合もあります。
土地柄、歴史的背景、人口の数等、地域による違いが大きいため、平準化、標準化の運用が難しいかもしれませんが、PTA活動と同様に、最低限必要な活動の指標づくりやIT化の支援を市が行うべきではないかと考えています。
そして、市内各地の町会・自治会活動の見える化を推進したいです。他の町会・自治会が、どういうことをしているのか?
他の町会・自治会がどういうコミュニティの形成をしているのか?
どういう活動でコミュニケーションを図り、いざという時に備えているのか?
などが、役員でなくても情報を共有できる仕組みの構築を「市」が行うべきだと思うのです。
いわゆる回覧板も電子化すべきでしょう。
班長や組長など名称は様々だと思いますが、そういう役職につくことの負担増を少しでも解消するための方法を考える時期に来ていると思います。
日中働いている。高齢者だけの世帯。などに平時の町会・自治会活動を求めるのはいかがなものかと思っているのです。
ICT機器の無い家庭にも町会・自治会管理で市の予算で揃えたものを貸与するとか、様々な方法が考えられるのでは無いかと思うのです。
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