2026.05.29
物価高騰対策の審議は、市民生活に直結するからこそ、迅速さと丁寧さの両方が必要だと思っています
船橋市議会議員の鈴木和美です。
これまで取り組んできたことをテーマごとに少しずつ振り返っています。
今回は、臨時議会での物価高騰対策審議についてです。
物価高騰は、食料品、光熱費、日用品など、日々の暮らしに幅広く影響します。
特に子育て世帯や高齢者世帯、収入に余裕のないご家庭にとっては、毎月の負担増が大きな不安になります。
こうした中で、国の方針を受けて船橋市としてどのような支援策を行うのかを議論するために、臨時議会が開かれました。
臨時議会は、通常の定例会とは異なり、緊急性の高い案件を早急に判断するための大切な場です。
私は、このような物価高騰対策の審議では、「とにかく早く」という視点だけでなく、
・誰に支援が届くのか
・どの方法が最も効果的か
・市民にわかりやすく周知されるか
・一時的な支援で終わらせてよいのか
といった点も丁寧に見ていく必要があると考えています。
限られた財源の中で、全ての負担を解消することは簡単ではありません。
だからこそ、支援の設計には慎重さも必要です。
一方で、暮らしの苦しさは待ってくれません。
この「急ぐべきこと」と「よく考えるべきこと」の両方を意識しながら審議することが大切だと思っています。
物価高騰の影響は、数字だけでは見えにくい部分もあります。
「何とかやりくりしている」ご家庭でも、その実態は、買う物を少しずつ減らしたり、外出や習い事を控えたり、冷暖房の使い方を我慢したりと、日々の小さな節約の積み重ねで支えられていることがあります。
そうした暮らしの緊張感は、表面には見えにくいものですが、確実に市民生活に影響しています。
だからこそ、物価高騰対策を考える時には、単に制度上の条件だけでなく、実際にどのような方が困っているのか、どういう形なら支援が届きやすいのかを意識しなければならないと思っています。
同時に、決して忘れてはならないのが「公平性」の観点です。国の方針や既存の自治体の枠組みだけに頼った支援策では、通う学校の違いや家庭の状況によって、本来届くべき支援の対象から漏れてしまうケースが起こり得ます。同じ船橋市民でありながら、制度の狭間に置かれたことで不利益を被るようなことがあってはなりません。誰一人として取り残さない、公平な支援の設計が必要です。
また、支援策は「ある」だけでは十分ではありません。
市民の皆さまにわかりやすく伝わること、手続きが複雑すぎないこと、必要な時期に間に合うことがとても大切です。
せっかく制度があっても、「知らなかった」「申請が難しかった」「間に合わなかった」となってしまっては、本来の役割を果たせません
私は、こうした臨時議会での審議こそ、議会の責任が問われる場だと感じています。
物価対策は、スピーディーに取り組むべき課題である一方で、拙速になりすぎてもいけない。
市民生活に直結するテーマだからこそ、限られた時間の中でも丁寧に確認し、必要な視点を落とさないことが大切です。
また、一時的な支援だけで全てが解決するわけではありません。
物価高騰が長期化する中では、短期的な支援とあわせて、子育て、教育、福祉、地域経済など、暮らしを下支えする政策全体をどうしていくのかも問われます。
私は、臨時議会での対応をきっかけに、より広い視点で生活支援のあり方を考えていくことも必要だと思っています。
これからも私は、市民の皆さまの生活実感に寄り添いながら、必要な時に必要な支援が届く市政となるよう、しっかり取り組んでまいります。
緊急時だからこそ、暮らしに近い感覚を失わず、丁寧に判断していきたいと思っています。
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